8日午前8時ごろ、福岡市南区の通学路で交通誘導していた男性(72)が、近くの市立曰佐小4年の男児(9)から「近くで拾った」とプールバッグに入った砲弾のようなものを渡された。自宅に持ち帰った男性から通報を受けた県警の調べで、旧日本軍の不発弾と判明。県警は男性宅周囲を通行止めにし、25世帯に自主避難を促した。 南署によると、不発弾は長さ約22センチ、直径約5センチで、信管はなく爆発の可能性は低い。陸上自衛隊の爆発物処理班が処理に当たった。 南署によると、男児は先月29日、友人宅のそばの深さ約40センチの側溝で不発弾を発見し、今月7日に「爆弾みたいなものがある」と母親に相談。「先生に渡しなさい」と言われ、通学中に拾いプールバッグで運んだ。