精神科では、カウンセリングなどを通して病気を治していくのが一般的。外科や内科といった他の分野のように、レントゲンを撮ったり、手術をしたりすることはほとんどありません。 しかし、83,000もの脳検査を行ってきた精神科医のDaniel Amenさんは「Ted Talks」で、精神科医はもっと“脳”にフォーカスすることが必要だと語ります。 心の問題だと思われていたことも、脳の検査をすることで最適な治療方法をみつけることができる、というのが彼の意見。このスピーチでは、凶悪犯罪者の脳を治療することで、優しい少年に戻った事例も紹介されています。 家族が精神疾患に・・・ その体験が、大きく私を変えた 私は、22年間で83,000の脳検査を行ってきた精神科医です。今日は、その中で学んだ一つの教訓を伝えたいと思います。 私は7人兄弟の真ん中の子として生まれ、1972年に軍に徴兵されましたが、それが本