東京・世田谷区にあるコメの販売店では、家庭用のほか、飲食店などに向けた業務用のコメを取り扱っています。 店によりますと、コメの仕入れ価格の上昇を受けて、去年の秋以降、一部の商品を10%ほど値上げしました。 コメの価格は新米が本格的に出回り始めた去年秋以降も上昇が続いていて、この店の場合、先月からは仕入れ価格が去年の同じ時期と比べて2倍以上の水準で推移しているということです。 店によりますと、コメは5つの卸売業者から仕入れていて、いまのところ必要な量は確保できているものの、店頭にならぶコメは例年の半分ほどの12種類に減ったということです。 一方、業者からはコメの確保そのものが難しくなってきていると伝えられていることから、政府による備蓄米の放出にあたっては、十分な量を出してほしいとしています。 「水越精米店」の店主の水越健太さんは「銘柄によっては全く入ってこないものも増えてきています。政府はよ
