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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (14)

  • ■ - jun-jun1965の日記

    ソロモン・ヴォルコフの『ショスタコーヴィチの証言』というがある。中公文庫にかつて入っていて、私はこれで読んだがなかなか面白かった。 ところが、これが「偽書」だという。ヴォルコフがショスタコーヴィチに話を聞いて書いたというが、ヴォルコフは数回、短時間しかショスタコーヴィチに会っておらず、とてもこの分量は書けないというのだ。 さらに、ローレル・ファーイの研究によると、このの中には、ショスタコーヴィチが自分で書いた文章も混じっているという。で、信用ならないだというのだが、私はいつもここで引っかかる。ショスタコーヴィチが書いた文章が入っているなら、ヴォルコフが嘘をついた、ということは言えても、信用ならないということにはならないのではないか。 逆にいえば、まあ偉大な、ないしは舟橋聖一程度に名前の知れた人について、当人が死んだあとで誰かが何かを書いて、私だけが知っている、と言ったら、仮に未亡人が

    ■ - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2013/01/19
  • 「週刊現代」のインチキ取材 - jun-jun1965の日記

    6日のことだが、『週刊現代』の高堀という記者から電話があった。震災後、私がストレスからお菓子類をべ過ぎて太ってしまい、それをやめて散歩も始めたというブログ記事http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110610 を見ての電話だという(もっとも後で、が見たなどと曖昧なことを言い始めた)。 そして、米国の研究者によると、現在盛んに使われている糖分ゼロというふれこみの「アセスルファム」は、欲を増進させる機能があるのでかえって危険だと言い、感想を求めてきたから、私も、糖分ゼロという缶コーヒー「ゼロマックス」を飲んでいるが、そりゃべ過ぎれば太るわけで、ダイエットコークを飲んでいれば痩せるというわけではないのだから、人の心がけ次第で、しかも水だって飲み過ぎれば太るんだから、そう大した研究じゃなくて、医者の売名行為みたいなもんじゃないか、と言った。 電話を切って

    「週刊現代」のインチキ取材 - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2011/07/17
    これが普通で記事が書かれていると覚えておく。
  • 国民の権利 - jun-jun1965の日記

    国会図書館が、著作権が生きている著作のコピーを半分までしか許さないのはよく知られている。しかし、よほどのバカでない限り、国会図書館で全部複写しようとするのは、普通では手に入らない著作物なので、全部複写しても著作権者に損害は与えない。もし現在流通しているを全部複写したら、国会図書館の料金では、買うより高くつく。また地域図書館を通じて借り出せば複写できる。だから原理的にも現実的にも無意味な規定である。著作権法を改正すべきである。 さて、以前私は、国会図書館で、あるパンフレットの後半部を複写しようとした。館員は、「これは前に前半を複写しましたか」と訊いてきた。私は、「その質問に答える義務があると法令に定めてありますか」と問うた。館員は、ないです、と答えた。 国会図書館員は国家公務員であるから、憲法に従う義務があり、国民は国家公務員から、法令に定められていない質問を受けても答えない権利がある。宮

    国民の権利 - jun-jun1965の日記
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    na23 2009/01/28
    「国民は国家公務員から、法令に定められていない質問を受けても答えない権利がある」
  • それは訳せません - jun-jun1965の日記

    私が『反=文藝評論』に載せ、『村上春樹スタディーズ05』にも再録された村上春樹批判の評論中に、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に出てくる「太った美人の少女」の、やたらと主人公にセックスを迫る描写の引用がある。果して英語版でもここはそのまま訳してあるのか、と今日駒場の図書館でアルフレッド・バーンバウムの英訳を見てきた。「31」で女が、「ねえ、精液を呑んでほしくない?」と言うところは訳してあったが、その後、もう一度女が「精液呑んでほしくない?」と言い、「あたしじゃあ興奮しない?」かなんか言って、主人公が、興奮している、勃起しているから、と言って見せる部分は、カットされていた。そりゃあ、そうだろう。こんなところまで訳したら、村上春樹はポルノ作家だと思われるよ。思わない日の読者が、あまりに変。 川端康成の『雪国』に「この人指し指がいちばんよく君を覚えていたよ」というエロティックなせ

    それは訳せません - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2009/01/28
    日本の女への誤解を撒いている。
  • 藝術院会員 - jun-jun1965の日記

    (活字化のため削除) - 「ゼロアカ道場」に、「もういっぺんやってみない?」と三ツ野君にタクシー内から携帯で電話をかける東浩紀の映像があるが、明らかに「進め!(のち「進ぬ!」)電波少年」の悪人風プロデューサーの真似だな。 (小谷野敦)

    藝術院会員 - jun-jun1965の日記
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    na23 2008/12/06
    公的機関だけど日本人の99.9%は無関係じゃね?
  • 褒めてやれ褒めてやれ - jun-jun1965の日記

    「盛綱陣屋」の台詞である。以下のニュース 結婚詐欺、70歳女に実刑=42歳独身と偽る−宇都宮地裁支部 42歳独身と偽って48歳の男性と結納をかわし金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた茨城県桜川市の農業深谷ハツエ被告(70)の判決公判が29日、宇都宮地裁真岡支部であり、飯塚圭一裁判官は懲役3年10月(求刑懲役5年)を言い渡した。 飯塚裁判官は「結納金で嫁入り道具を購入し、同居後は農業や家事を手伝うなど農家の嫁として振る舞うなど計画的で大胆かつ巧妙な犯行」と指摘。「長く良縁に恵まれなかった被害者が厳罰を望むのも当然」とした。 70歳なのに42歳と偽れたというのが凄い。しかも農業や家事を手伝って年齢がばれないという、もう厳罰というより、褒めてやれと言いたいほどである。というか、巧妙って、どう巧妙なのか。それとも男がバカだったのだろうか。 「大正生まれのAV女優」どころではない。これは是非週刊

    褒めてやれ褒めてやれ - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2008/08/31
    …と言いたいばっかりに、な感が(セイゴオの拳)w 
  • ■ - jun-jun1965の日記

    昨日は、知人が病気で行けなくなったというので、武蔵野文化会館で行われるイタリアの歌劇団によるロッシーニの「チェネレントラ」を観聴きに行ったのだが、仕事なのであとから来ることになり、私は吉祥寺からバスが出ているとも知らず、かつて住まっていた三鷹駅から北へ向ってずんずん歩いたらだいぶ遠くて、少し遅れてしまった。係員どもは、「遅れると立ち見になります」などと言っていて、一般的な演劇でも、十分ほど立たせられることがあるから、そんなものだろうと思って入ったのは、序曲が始まる十秒ほど前。ところが案内嬢は、いちばん後ろの、たまたま空いている席へ私を座らせて、来の席へ案内してくれない。文句を言ったら、「遅れると案内できない」と言う。むかっとして、どうしたものかと、気の抜けた序曲を聴いていたら、序曲が終ったところで、さらに遅れた人々数人がどやどやと入ってきて、どうやら当に立ち見させられるらしく、最後

    ■ - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2008/06/24
    三浦俊彦があぶない。知らんけど。
  • 帰国チャイルド - jun-jun1965の日記

    実にこの、言い換え語には腹がたつ。男は看護師、女は看護婦で何の支障もないのに、看護師と言わなければいけないのだと思い込んでいる奴が多い。そういうのって、戦前、お国の言いなりになった愚かさと同じなんだがな、左翼はそんなことは一切批判しないのだ。スチュワーデスだって別にそれでいいのに、客室乗務員だのキャビンアテンダントだの、つい、アンクル・トムズ・キャビンアテンダントとか下らない洒落を言いたくなる。 「帰国子女」も一時期問題になったが、うまい言い換えが見つからなかったようだ。これは私も、男は子、女は女というのはいかんから変えた方がいいと思うが、「帰国子供」じゃおかしいから「帰国チャイルド」とやればいい。ほら、お前ら英語好きだろ。日政府の米国追随は許せんが、反米的な米国の大学教授の言うことは大好きなバカ左翼どもよ。 ところがこれが採用されていないのは、日人は単数と複数の区別ができないからで、

    帰国チャイルド - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2007/11/23
  • 猫を償うに猫をもってせよ - 初心者のための相撲入門

    時津風騒動で、時津海が引退して時津風を継いだが、北の湖理事長が「時津海」と口を滑らせたのは、そのせいだったんだな。 ところで、なんで名門と言われる時津風部屋を、三十三歳の力士が継ぐんだ、とか疑問に思っている人も多いようなので、一から説明する。実は某社から「相撲入門」執筆のお誘いを受けたのだが、相撲なんて、テレビでちらちら観ているうちに興味を持てばおいおい分かってくるものだし、を買って入門(自分が力士になるんじゃなくて)する人もいないだろうから売れないだろうと言って断った。 ここで「相撲」と言っているのは「大相撲」と俗称される、日相撲協会が取り仕切るプロ相撲のことで、ほかにはアマチュア相撲(実業団)、大学相撲がある。その辺は野球と同じだ。プロ相撲の特徴は、まず「部屋」に入門しなければならないということで、昔はだいたい中学を出て入門していたから、力士も行司も、十五歳での入門が多かった。今で

    猫を償うに猫をもってせよ - 初心者のための相撲入門
  • 安全、安心なやり方 - jun-jun1965の日記

    組閣のニュースを見ていたら、天野祐吉が出てきて、例によってテキトーに悪口言って、ダメな大臣にはノーと言わなきゃなどと言っていた。議院内閣制なんだから、大臣へのリコール制度なんてないのだよ。自民党が嫌いなら、その自民党を第一党に選び続けている国民が愚民なんだ、って言わなきゃダメでしょ。もうこの天野という人は、20年近く、この手のつまらないコメントを言い続けている。今の日では、自民党政権の悪口を言うのは、大企業の勤め人とか官僚でない、広告屋とか大学教員とかにとっては、安全、安心な道なんだよね。舛添先生、入閣おめでとうございます。もっとも、厚生労働省がこれ以上禁煙ファシズムを続けるなら、厚生労働大臣として先生を提訴することもありえます。 松浦ジュテルが、『ガンバとカワウソの冒険』みたいな小説を出したらしく、あちこちで褒められている。以前私は、純文学が描く恋愛のほうが絵空ごとになって、大衆小説

    安全、安心なやり方 - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2007/09/03
    ぬるぬる祐吉に同意。
  • どうも怪しい - jun-jun1965の日記

    昨日の渡部伸だが、どうやらどこかの大学を出た後、慶応に学士入学して、八年前に卒業したらしい。まあ、学士入学なので、慶応に普通に入ったのとは違うのだが…。 それはそうと、気になったのは、彼が会長を務める全国童貞連合のサイトである。 http://www.cherrybb.jp/index.php 出会い系の広告がいくつかあるが、これらはみな「サクラしかいないぼったくり」である。「無料」と謳ってあるが、始めは無料というだけで、途中から「ポイントがなくなりました」と言って買わせるのである。で、相手の女はサクラ。 渡部は、渡部伸吉と名乗り、広告収入も必要なので、と書いている。しかし、 http://www.cherrybb.jp/faq.php ●広告の出稿について教えてくれる? はい、もちろんです。こちら(info@cherrybb.jp・担当:熊谷)までお問い合わせ下さい。ただ、すみません。大

    どうも怪しい - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2007/07/06
    『中年童貞』はあやしいと。前エントリとあわせて。
  • ■ - jun-jun1965の日記

    前に書いておいて、どうせ佐藤優などというのは一過性のブームだろうと思って削除したが、そうでもないようなので少し修正して再掲する。 「国体教の山僧・佐藤優」 なんか最近たてつづけに佐藤優の名を知人から聞いた。「外務省のラスプーチン」である。『一冊の』で魚住昭による連載インタビューはちらちら見ていたが、調べてみたら、『世界』と『正論』に連載を持っていたので驚いた。世の中には『正論』に一論文載せただけで就職がダメになる学者もいるというのに。『諸君!』に出ただけで非難される教授もいるというのに。 もう左右を問わずたいへんな売れっ子評論家らしい。 しかし、単にその閲歴でもてはやされているだけで、言っていることは、多量に読書をしたちょっと頭のいい若者の思いつきの域を出ていない。ある仮説を、学問的に多方面から検証することができていない。ただ珍奇な説を断定的に述べているだけである。 これはその知人の一

    ■ - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2007/03/09
    思想家としてはダメダメだと。
  • 20年後 - jun-jun1965の日記

    2027年、日は、世界はどうなっているだろう。北朝鮮は崩壊して高麗連邦になっているだろう。チベットや東トルキスタンは独立しているのだろうか。日に女性総理は生まれているのだろうか。職のない博士号取得者たちはどうなっているのだろう。紅白歌合戦はまだ続いているのか。相撲界はモンゴル人だらけになっているのか。村上春樹78歳はノーベル賞作家として何をしているのか。東京大地震はもう来ているのか。天皇制は続いているのか。続いていたら天皇は徳仁、皇太子は文仁か。東大英文科主任教授は阿部公彦か、社会学科主任教授は赤川学か。 芥川賞の予想をするより、20年後の選考委員を予想しよう。 村上龍75歳 松浦寿輝73歳 山田詠美68歳 川上弘美69歳 小川洋子65歳 堀江敏幸63歳 阿部和重59歳 ああ歳月は怖い。「村上龍みたいなジジィに新しい文学が分かるか」とか言われているのだろうか。(cf、「太陽の季節」を批

    20年後 - jun-jun1965の日記
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    na23 2007/01/21
    2027年、村上龍が75歳
  • 「バルバラ異界」とオカルト - jun-jun1965の日記

    SF大賞を受賞した萩尾望都の「バルバラ異界」四巻を読み終えた。「フラワーズ」連載だが、私は15年以上「プチフラワー」を毎回読んでいて、これがなくなって「フラワーズ」になってから、読むのをやめていたのだ。特に萩尾の前作「残酷な神が支配する」は辛かった。 さて「バルバラ異界」は、まあ、普通のSFで、「ドグラ・マグラ」の末裔のようなものだ。特に面白くはない。しかし気になったのは、その「オカルト風味」である。「サイエンス・フィクション」といっても、もともと、オカルト・フィクションとの区分は曖昧だ。常に科学的根拠が示されるわけではないし、ここでも、記憶が子孫に遺されるからくりは説明してあるが、夢の中に入るからくりは全然説明されていない。中でも、個人が消えてみなの心がひとつになる、というアイディアが出てくるのが気になった。 私は、1999年11月の「諸君!」に、売春をすると自我が融合するから危険で

    「バルバラ異界」とオカルト - jun-jun1965の日記
    na23
    na23 2007/01/18
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