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ブックマーク / note.com/shinshinohara (5)

  • 先回りすると興味を失う、後回りして驚くと興味を示す|shinshinohara

    子どもが興味関心を失う大きな原因に「先回り」があるらしい。 自分が子どもの頃、大好きだった図鑑があって、「これ、お父さんが大好きでよく読んでいたんだ」というと、一つも読もうとしなかった。 ところが知人がくれた図鑑は擦り切れるほどに何度も読んで、私にその知識を披露してくれた。 私の勧めた図鑑を手にとろうとしなかったのは、私がその図鑑の内容について詳しいからだろう。ということは、その図鑑から知識を仕入れて親に披露しても、親は「ああ、知ってる知ってる」という反応しかしないだろう、それどころか追加の知識も披露して自慢するだろう、と嫌気がさしたのかも。 「名探偵コナン」が大好きな息子。そこにたびたび三国志エピソードが挟まるのに興味をもち、「三国志読んでみたい」と言い出した。三国志好きな私はそれで嬉しくなってしまい、熱く語ってしまった。そこから息子はマンガ三国志を読まなくなってしまった。私が詳しいこと

    先回りすると興味を失う、後回りして驚くと興味を示す|shinshinohara
    nabeatsu1
    nabeatsu1 2023/11/08
  • 銀行に預けたお金は「死に金」?|shinshinohara

    この記事をまとめたら、複数の人から、銀行への貯金は死に金、投資は生き金、というような指摘があった。銀行での貯金が死に金、という指摘は興味深い。銀行自体が投資機関だからだ。なのになぜ、貯金は悪ととらえられるのか? https://note.com/shinshinohara/n/ncfe7abcfc4dc 一般人が直接株などの金融商品を購入することを直接金融、銀行に貯金し、銀行がその貯金を元手に企業に投資するのを間接金融と言う。今の若い人には想像しづらいかもしれないが、戦後昭和の日は銀行からの投資の全盛時代、つまり間接金融全盛の時代だった。 戦後昭和の国民はよく働き、稼ぎを銀行に預けた。当時は利息(公定歩合)が高く、定額貯金なら、10年預ければ貯金が二倍になるほどだった。銀行に預けるのは、安全なうえに割の良い「投資」でもあった。銀行は巨額な貯金を元手に大企業などに投資し、儲けることができた

    銀行に預けたお金は「死に金」?|shinshinohara
    nabeatsu1
    nabeatsu1 2022/06/26
  • 周回遅れの資本主義|shinshinohara

    「新しい資主義」というので期待していたのだけれど、「2周遅れの資主義」だったのでびっくり。温故知新?まさか、と思うけど。 資産所得倍増、年末具体化へ 政府骨太方針決定 安倍路線継承で分配後退  | 京都新聞 ON BUSINESS https://www.kyoto-np.co.jp/articles/biz/810037 資産所得倍増、というからには、資産を持つ人だけが対象になる。株などの金融商品に投資するだけの余力がある人に限られる。しかし資産がない、そもそも貯蓄もない人に、資産所得倍増と言われてもそもそも関係ない。これでは、マジメに働く人たちの生活を楽にする気がないと宣言したようなもの。 金融商品に投資するには、「しばらく現金化しなくても生活に困らない」ほどの資産が必要。日々の生活費、学費、病院代などを支払うのに、いちいち株を売って現金化するなんてことできない。だから、日々の生活

    周回遅れの資本主義|shinshinohara
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    nabeatsu1 2022/06/26
  • 創造性を奪う競争的資金|shinshinohara

    大型予算の研究プロジェクトになると、研究の進行を監督し、アドバイスする人を配置する。そのアドバイザーになったことがある。 そのプロジェクトは、早い時点で計画が破綻していた。そのためか、全員が頭真っ白になっていることがよくわかった。もうどうしたらよいかわからない。 申請書には開発不可能とされた技術をいかに開発するか、見事な実験計画が描かれていた。しかし早い段階で「考えていた方法では開発は無理」なことが明確になった。何せ、計画には、自分たちが最善と思った方法を列挙してある。それがうまくいかなかったら、もうそれ以上アイデアがなかった。 みなさんの発表を見てると、計画に書いた方法から大してはみ出てない実験ばかり。もはやうまくいく方法を探すというより、三年間ももらえてしまう予算に見合うだけの実験はしましたよ、という言い訳をするための実験ばかり。「こんなにたくさん実験しましたけどダメでした」と、許して

    創造性を奪う競争的資金|shinshinohara
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    nabeatsu1 2021/11/24
  • 「無気力」からも意欲の泉は湧いてくる|shinshinohara

    その学生は、なんと言っても「無気力」だった。返事も「はい・・・」「わかりません」と、気の抜けた感じ。指導を私に託した先生によると、卒論を書く時期になると大学に来なくなり、もう二回も卒業し損ねているという。 こりゃ、無理やりやらせても言ったことの半分もできないのは目に見えていた。 教えても「はい・・・」と生返事で、わかったのかどうかもわからない。旧帝大生だから理解力はあるはずだが、とにかく気力がない。意欲がないことには何を指導しても無駄だろう。 そこで、以前から「こうしたら意欲が高まるかもしれない」と感じていた仮説を試してみることにした。 とある実験結果を示して、「何か気づいたことがあったら教えて」と言った。すると学生は案の定「わかりません」という。「わからなくて当然、だって僕も初めての現象だからわからん。なので、互いに気づいたことをどんどん言い合うようにしよう」 「たとえばここ、どうなって

    「無気力」からも意欲の泉は湧いてくる|shinshinohara
    nabeatsu1
    nabeatsu1 2021/08/31
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