【イスラマバード=豊田栄光】パキスタン訪問中の日本共産党の志位和夫委員長は十八日午後、同国のシャウカット・アジズ首相と、イスラマバードの首相官邸で会談しました。世界とアジアの平和秩序、テロ根絶の方途、核兵器廃絶の問題の三つのテーマで意見交換しました。 アジズ首相は冒頭、日本共産党代表団の今回の訪問について、「両国間関係をいっそう豊かにするものです」と歓迎、志位氏は同首相の招待に感謝を表明しました。 志位氏は、仏教文明とギリシャ文明が合流した古代遺跡タキシラを前日に訪問し、アジズ首相が常々指摘している「アジアの十字路」というパキスタンの地政学上の重要な特徴をあらためて認識したと述べるとともに、世界とアジアの平和秩序の課題を提起しました。 志位氏は、アジズ首相と昨年八月、東京で会談した際に取り上げた同首相が提唱する「公正な秩序の基本原則」―(1)強固な国連システム(2)紛争の平和解決(3)異な