|GO TO MENU|GO TO BOTTOM| 従軍慰安婦問題に関する自由主義史観からの批判を検証する 白石秀人 構成 (1)はじめに−藤岡氏の巧妙な立場と言葉 (2)「資料」はどう読まれているか (3)「証言」はどう受け止めたらよいか (4)まとめにかえて−再び藤岡氏と「自由主義史観」 付録―参考資料一覧 (1)はじめに− 藤岡氏の巧妙な「立場」と「言葉」 論争をするに当たって、或いは論争の検証をするに当たって、夫々の立場が明確でなかったり、言葉の意味が互いに違っていたりしては、論争が泥仕合になるのは目に見えています。その良い例が、藤岡氏の「慰安婦「強制連行」の幻」(VOICE1997年9月)に見られるので、まず読んでみたいと思います。これは、「従軍慰安婦を否定するような動きが強くなっている」という趣旨の記事を掲載した朝日新聞・総合誌の「世界」・「週間朝日」に対して、「私は、そんなこ