関連トピックス北方領土 ロシア・サハリン州の当局者が17日、北方領土・択捉島で建設中の新空港の供用を2013年にも始めるとの見通しを示した。ノーボスチ通信などが伝えた。国際空港として建設を進めているといい、実現すればロシアの実効支配がさらに進むことになる。 新空港は、北方領土で進む「クリル諸島社会経済発展計画」の一環で、滑走路などは今年末に完成する予定。当局者は「冬の間に空港ターミナルの工事を終えて来年には供用を始められる」と話した。 択捉―サハリンのほか、ウラジオストク、ハバロフスクなど極東の主要都市を結ぶ路線を想定。日本などへの「海外便」も視野に入れているという。 択捉島の現空港は老朽化しているうえ、頻繁に霧がかかって運航に支障となる。メドベージェフ首相の択捉訪問の計画も、悪天候のため直前に国後島に変更された。新空港は、場所を変えて天候の影響を受けにくくする狙いもある。(ウラジ