数々のヒット曲を生み出し、今も精力的な活動を続けるGLAY。その陰には、バンドのプレイヤーかつコンポーザーであり、プロデューサー的視点を持つTAKUROの尽力があった。そんなTAKUROだから語れる、90年代ヒットの裏側とバンドの哲学とは? ◆極論を言えば、歌なんて全部ラブソングじゃないか ――ニューシングル「WINTERDELICS.EP~あなたといきてゆく~」が発売。TAKUROさん作の王道ラブバラードは久しぶりです。 【TAKURO】極論を言えば、歌なんて全部ラブソングじゃないかと思ったりしますけどね。だって、怒っていても、泣いていても、激しい感情が生まれる根っこには必ず愛があるはずだから。とにかくここ10年、GLAYの中で俺がすべきことは、HISASHIの持つサブカル的な要素やニッチな部分を、GLAYの武器としてきっちり正しいタイミングで、正しい場所に届けることだったんです。あとは