暗号化および電子署名を使用すると、ICTの活用において、より信頼のあるデータやメッセージの交換を行うことができます。注意すべきは、暗号化と電子証明を使用しても盗聴や改竄を完全に防げるわけではないことです。逆にいえば、秘密鍵の総当たり攻撃を行えば、必ず暗号化や電子署名は破られます。しかし、暗号化や電子署名を使用することによって、使用しないよりは確実に情報の盗聴や改竄が困難になります。重要なことは、暗号化や電子署名を製品任せにするのではなく「自分で行うこと」と、秘密鍵を「安全に保管すること」です。暗号化ソフトウェアとしては、GnuPGがライセンスフリーで使用可能です。今回は、WindowsでGnuPGが使用可能となるように、WindowsにGpg4winをインストールします。※Linuxでは、通常OSインストール時にGnuPGもインストールされます。 はじめに WindowsでGnuPGを使用