労働分配率とは、粗利益と人件費のバランスによって算出される指標で、会社が稼ぐ収益の中で、どれだけの割合が従業員の賃金として分配されているのかを表す。人件費の高騰に収益の上昇が追いついていかなければ、労働分配率も上昇して利益は圧迫される(JNEWSについて) 労働分配比率(人件費÷粗利益)から導く「潰れにくい会社」の条件 JNEWS会員配信日 1999/9/15 企業の成長度は売上高や従業員数の増加傾向から判断することが多い。しかし順調に売上を伸ばしていても「内部が病んでいる企業」も少なくない。市場制覇を焦るばかりに会社の規模を急激に拡大すれば、会社内部の各所から不具合が生じるもの。 もちろん企業の成長を追求するのは起業家として当然の行動だが、経営体質を大幅に悪化させてまで売上増やシェア率上昇を狙うことは、長い目で見れば得策とは言えない。 企業には「潰れやすい会社」と「潰れにくい会社」がある