インド、社会問題化する性犯罪-レイプ殺人で市民運動急拡大 【ニューデリー時事】インドで最近、1件のレイプ事件が未曽有の規模で国民の怒りを呼び起こし、政府を動かす大きなうねりに発展した。従来無視されがちだった女性に対する性犯罪に光が当たる契機となり、社会に新たな課題を突き付けている。 事件は昨年12月16日、首都ニューデリーで起きた。女子学生(23)は6人の男が乗る私営バスに誘われて乗車。走行中にレイプされた上、鉄棒で殴られ道路に遺棄された。重傷を負った女性は治療のかいなくシンガポールの病院で29日に死亡した。 事件直後から、普段は市民運動と無縁な同世代の女性たちが連日、性犯罪を防げない政府の無能ぶりを糾弾する大規模デモを開催。容赦なく放水する治安部隊の姿をテレビが放映し、デモへの連帯感が広がった。衝撃を受けたシン首相ら政権指導部はテレビ演説で再発防止を約束、平静を呼び掛ける異例の対応を見せ
2007年より技術向上、標的はGPS? 【ワシントン早川俊行】中国が月内に衛星攻撃兵器(ASAT)実験を実施する見通しであることが4日、分かった。中国は2007年1月に低軌道の気象衛星を破壊したが、今回は全地球測位システム(GPS)衛星など中軌道にある衛星を標的とした兵器の技術実験であるとの観測が出ている。これが事実なら、中国はより高い高度の衛星を攻撃できる能力を備えつつあることを意味し、衛星を通じてミサイル誘導や情報収集などを行う米軍への対抗能力を一段と高めることになる。 米民間団体「憂慮する科学者連盟」のグレゴリー・カラキー氏が同連盟のウェブサイトで明らかにした情報によると、中国政府内ではASAT実験が近く行われるとの通達が出ているほか、米国防総省高官も実験に強い懸念を示したという。これらを踏まえ、カラキー氏は「中国は数週間以内にASAT実験を行う可能性が非常に高い」と結論付けた。 カ
約40年ぶり 【カイロ鈴木眞吉】エジプトのキリスト教、コプト教の新教皇が4日、選出される。 今年3月にシェヌーダ3世教皇が死去したことに伴う措置で、教皇選出は1971年以来約40年ぶり。新教皇は118代目となる。 アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルジャジーラによると、5歳から8歳までの少年12人が3日までに選ばれ、うち無作為に選ばれた少年1人が4日、新教皇候補の名前が記された3枚の札の中から1枚を選ぶことにより新教皇が決定する。コプト教会は「少年には神の意志が宿る」と捉えている。 コプト教会をめぐる環境は、全土と周辺国のイスラム化を目指すモルシ政権の誕生により、厳しさが増していたが、在米コプト教徒による反イスラム映画製作の表面化に伴う反米デモが9月に、イスラム圏各地で発生することにより、更に厳しさが増しており、イスラム世界からの圧力の中で、コプト教を守り切れるかどうか、新教皇の手
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