(CNN) テロ対策などを提言する英シンクタンク「キリアム財団」は10日までに、シリアのアサド政権軍や政府支持の民兵組織「シャビーハ」との交戦に加わる国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「ヌスラ戦線」の戦闘員は約5000人で、反体制派武装勢力の中で最も効果的な組織力を保持する勢力に浮上したなどとする報告書を公表した。 米政府は同戦線を先月、テロ組織に指定した。ロンドンに本部がある同財団はヌスラ戦線は、イラクのアルカイダ系組織「イラク・イスラム国」の流れをくむとし、イラクでテロ闘争の経験を持つ戦闘員も加わっているとした。 CNNが事前入手した同財団の報告書作成には、アルカイダ最高指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者とも個人的な関係を築いていたリビアの元聖戦主義者ノマン・ベノトマン氏も参加。同氏は現在、欧米の情報機関とも協力しシリア内の聖戦主義者やヌスラ戦線とも接触を保つ。 米国務省はヌ