[ワシントン 7日 ロイター] 米オバマ大統領の再選が確定した。大統領は直ちに増税と歳出削減による「財政の崖」問題への対応を迫られる。長期的に持続可能な連邦財政に向けた調整も求められるが、議会は上院が民主党、下院は共和党が制する現状に変化はなく、難航が予想される。 以下は今回の大統領・議会選を受けたポイント分析。 ◎ワシントンでの勢力分布 政治的に変化はない見通し。下院は引き続き共和党が制する一方、上院は現状どおりオバマ大統領の民主党が多数派となる。ただ上下両院の議会選の結果、両党の穏健派は減少する見込み。 両院のねじれが続くため、税制や歳出をはじめ多くの面で議会審議が暗礁に乗り上げると予想され、所定の法案可決も困難になる可能性がある。 プリンストン大学のジュリアン・ゼルツァー教授(歴史)は「党派性が一段と強まる」と予想している。 ◎国内経済の選挙への影響 国内経済は引き続き回復期にある。
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