出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年2月) 共同幻想(きょうどうげんそう)とは、複数の人間の中で共有される幻想の事。 日本の思想家である吉本隆明が用いたことで有名となった言葉である。ただ吉本は、自分の共同幻想とは、カール・マルクスの用語である上部構造と同じ意味であり、ただ手垢がついているから使いたくなかったと述べている。 3つの幻想領域[編集] 吉本隆明は、著書『共同幻想論』(1968年)で人間関係は、3種類に分類されると提唱した。 自己幻想 個人と自我の関係。芸術などの個人的な活動がこれに当たる。他者に影響を及ぼすことはほとんどなく、無制約に自由である。 対幻想(ついげんそう) 個人と他者とのプライベートな関係。家族・友人・恋人がこれに当たる。 共同幻想 人間同士の公的な関係。国家・