屋外で肉や野菜を焼いて食べるバーベキューに、交流を深める手段として一工夫をしたやり方が、県内でも見られるようになってきた。欧米風にきれいに盛り付けて料理を味わったり、大きな肉の塊を焼き上げるといった演出を加えたり。伊那市では12日、学生グループがそんな交流会を開催。県内の愛好家らでつくる「信州バーベキュー協会」も、新しい楽しみ方を広めようとしている。 蜂蜜で風味を付けた豚肉、牛肉とズッキーニの串焼きなどが次々と皿に盛られ、テーブルに並ぶ。上伊那地方出身の大学生らでつくる「伊那谷デザイン会議」がこの日、伊那市の河川公園で開いた「ハイパーBBQ(バーベキュー)」。丸のままの鶏が網の上で焼き上がると、約30人の参加者から歓声が上がった。 同会議は盆と正月の帰省時、まちづくりを考える催しを企画。今夏はより多くの人との交流を狙い、バーベキューにした。「屋外で食べるコース料理」を掲げ、デザートには