アダナ (Adana) はトルコ中南部の都市。アダナ県の県都と大都市自治体。人口は173万人(2000年)で、トルコで5番目に大きな都市である。市街から東へ12kmのところにNATOの空軍基地がある。 歴史[編集] ローマ帝国の時代、紀元前63年に大ポンペイウスによって町が建設されたと伝わる。以後、街道駅として栄えた。ローマ帝国が滅んだ後は衰退したが、8世紀にバグダードのカリフ、ハールーン・アッ=ラシードの治下で再建された。 のちにオスマン帝国の支配下に入った。アダナとその周辺は、19世紀に入っても遊牧的伝統の強い地域だったが、1865年より政府軍が派遣されて遊牧民が抑圧され、綿花栽培地への転換が図られた。帝国内のアルメニア系住民が大農園を形成し、トルコ系の小作人やクルド系の季節労働者を酷使することもみられた。このことは、帝国内部の民族対立を助長させた。 オスマン帝国が解体された後、一時期
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