ご主人と別れ、お子さんと暮らし始めたAさんは派遣社員として働き始める。 連帯保証人として、住宅ローンの残債700万円の支払いを求めるサービサーは、解決策として150万円の一括支払い(残りは債権放棄)を提案してきた。 ここでAさんには、 ①150万円を支払う ②減額交渉をする ③支払いに応じない の3つの選択肢があった。 ②や③を選ぶと、相手との交渉(または無視)にかなりの神経を使う事となる。 もしも支払えるのであれば、①が手っ取り早いし何の苦労もない。 本来であれば払わなければならなかった700万円のうち、550万円が免除されるのである。 「550万円プレゼントされた」と考えれば、かなりの幸運と言えなくもない。 一つの考え方である。 Aさんにはもともと子供の将来の教育資金として残してきた100万円があった。 苦しい中でも頑張って残してきたであろう、虎の子の資金だ。 親族に相談したところ50