防衛省は7日、インターネットなどを通じた政府や民間へのサイバー攻撃に対処する初の指針をまとめた。サイバー空間を陸、海、空、宇宙と並ぶ「領域」とし、武力攻撃に伴うサイバー攻撃に、自衛隊が対処する任務を明記した。100人規模のサイバー空間防衛隊(仮称)の来年度新設も打ち出し、指針をその活動方針とする考えだ。 指針では、防衛省自体がサイバー攻撃を受け「防衛上の重要な情報が窃取される危険にさらされている」現状から、「我が国の防衛をはじめとする任務遂行のため、最先端の能力保有を目指す」と強調した。 サイバー攻撃が他国による武力攻撃の一環であれば、日本への「急迫かつ不正の侵害」となり「自衛権発動の第一要件を満たす」とした。ただ、サイバー攻撃の定義の難しさなどから、武力攻撃の一環とみるかどうかは「個別具体的な状況を踏まえ判断する」と記すにとどめている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、