最近は日本でも多く報道されているように、ソニー・ピクチャーズエンターテイメント(SPE)製作の映画に起因する北朝鮮からのSPEへのサイバー攻撃でオバマ大統領がテロ支援国家への再指定を検討したり、映画が中止になったと思いきや、公開に踏み切ったり、中国への協力を要請するなど、サイバー攻撃が国際関係をにぎわしている。 以下に国内外の公開情報から、SPEへのサイバー攻撃をめぐる動向を時系列に纏めてみた。 (1)2014年11月~12月にかけて北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」を作成したSPEにサイバー攻撃。ハッキング画面には、「要求に応じなければ盗んだSPEの内部データを世界に公開する」との内容が記載。 (2)ハッカー側が映画を公開する映画館に対しテロ予告をしたことを受け、2014年12月16日、映画館経営会社が上映中止を決めた。(通常公開は12月25日だが