ディレクトリ・サービス (directory service) またはネーム・サービス (name service)とは、コンピュータネットワーク上のリソース(資源)とその所在や属性、設定などの情報を収集・記録し、検索できるようにしたサービスである[1]。ディレクトリ・サービスを利用することにより、シングルサインオンが実現できるため、ユーザ数が多い企業や官公庁の内部ネットワークで一般的に利用されている。 概要[編集] ディレクトリ・サービスは、ネットワークの名前空間を定義する。名前空間は、ネットワーク上に配置された各オブジェクト(リソース、資源)に対して、名前(i.e. 一意に特定可能な識別子)を割り当てるために使用される 。典型的には、資源の命名規則(i.e. どのような名前や ID を付与するか決定する規則)をディレクトリが保有しており、付与された名前には一意性や明確性などの要請がなさ