教育心理学においては、主に乳児期から青年期にかけての人間の精神および知能の発達や人格形成などと教育の関係を取り上げる。また、教育過程の諸現象を心理学的に明らかにし、効果的な教育の方法を見つけ出そうとする。さらに、教育の場面に現れる問題を一般心理学の見地から解釈し、実際の教育に応用しようとする。 主なテーマとしては、成長・発達・学習・人格・適応・評価・学級・教師と児童の関係・教化の心理・特殊児童の心理などがある。発達心理学につながる部分も多い。 日本における教育心理学の研究の歴史は古く、学会として日本教育心理学会があり、学術雑誌『教育心理学研究』を発行している。 なお、教職課程において教育心理学は、「教育の基礎理論に関する科目」(特に「幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程」の事項が内容に含まれている科目)で扱われることが多い。