第一種過誤(だいいっしゅかご、英: Type I error)と第二種過誤(だいにしゅかご、英: Type II error)は、仮説検定において過誤を表す統計学用語である。第一種過誤を偽陽性(ぎようせい、英: False positive[1])、α過誤(α error)、あわてものの誤り[2]ともいう。第二種過誤を偽陰性(ぎいんせい、英: False negative[3])、β過誤(β error)、ぼんやりものの誤り[2]ともいう。なお「過誤」とは、誤差によって二項分類などの分類を間違うことを意味する。 過誤は次の2種類がある[注釈 1]。 統計的過誤(Statistical error) 計算や計測で得られた値と真の理論上の値との誤差が、無作為で本質的に予測不可能な変動によって生じている場合[注釈 2]。 系統過誤(Systematic error) 計算や計測で得られた値と真の