(ブルームバーグ):米資産運用会社プルデンシャル・インベストメント・マネジメントが、顧客に運用戦略を提案する営業部門の増員を日本で進めている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF )と同様にリスクの比重を高める資産構成(ポートフォリオ)に変更した年金基金が増える中、外国株式や内外債券での受託を拡大する狙いだ。 日本法人の新田恭久社長はブルームバーグの取材に対して、昨年以降、戦略立案から営業までを手掛けるクライアント・ビジネス本部関連に加え、運用や管理部門も含め全社的な陣容拡大を図っていることを明らかにした。具体的な採用計画には言及しなかった。 GPIFは安倍晋三政権の下で昨年10月に運用改革に動いた。将来の物価や金利の上昇を視野に入れ、国内債券の保有比率を大きく引き下げ、内外株式を増やすなどリスク選好を強めたポートフォリオへの見直しを発表。国家公務員共済組合連合会(KKR)など主要