中米のグアテマラ南部で火山が大規模な噴火を起こし、政府は周辺住民およそ3万3000人に避難命令を出すなど警戒を呼びかけています。 噴火したのはグアテマラの首都グアテマラシティーの南西およそ40キロにある、標高3700メートル余りのフエゴ火山で、13日、大きな爆発音とともに噴火が始まりました。 この噴火で溶岩が火口からおよそ600メートルにわたって流れ出たほか、噴煙が高さ3000メートルまで上がり、政府は周辺の住民3万3000人に避難命令を出して警戒を呼びかけています。 また、ペレス大統領は記者会見で「今後、首都のグアテマラシティーも噴火の影響を受ける可能性がある」と述べていて、政府は今後広い範囲で火山灰が降るおそれがあるとして、避難命令が出されていない地域の住民に対しても、できるだけ外出を控えるよう求めています。 フエゴ火山はことし5月にも噴火していますが、今回の噴火は過去10年で特に規模