エフタル(英: Hephthalite、パシュトー語: هپتالیان)は、5世紀から6世紀にかけて中央アジアに存在した遊牧国家である。名称は史料によって異なり、インドではフーナ (Hūna),シュヴェータ・フーナ (白いフン)、サーサーン朝ではスペード・フヨーン(白いフン)、ヘテル (Hetel)、ヘプタル (Heptal)、東ローマ帝国ではエフタリテス (Ephtalites)、アラブではハイタール (Haital)、アルメニアではヘプタル (Hephtal),イダル (Idal),テダル (Thedal) と呼ばれ[1]、中国史書では嚈噠[2](ようたつ[注釈 1]、Yàndā),囐噠(ようたつ、Yàndā)[3],挹怛(ゆうたつ、Yìdá)[4],挹闐(ゆうてん、Yìtián)[5]などと表記される。また、「白いフン」に対応する白匈奴の名でも表記される。 5世紀中頃に現在のアフ