機械設備の年次償却率は、Inland Revenue Rules: rule 2 Rates of Depreciation にある。 (1) 建物並びに建物付属設備 英国連邦系の税法では、産業用建物(工場)と商業用建物の Capital Allowance の取扱いに差別を設けて、産業用建物の方を優遇すると云う傾向がある。 建物付属設備で、他の建物に転用できないものは建物として扱われる。 建物は、個別償却を行う。 ① 産業用建物 Industrial Structures 産業用建物の建設に関する支出は、適格支出額の20%を取得時償却 Initial Allowance として損金算入し、それ以降は、毎年4%の定額法で年次償却 Annual Allowance を損金算入する。 取得時償却が適用されるためには、建物は使用されていなくてもよい(つまり、金さえ支払われていればよい)が、年次償