Winston Chen(陳文雄)氏は1941 年、台北市生まれ。成功大学を卒業後、1965年に渡米、ハーバード大学大学院にて工学博士号を取得。IBMでの勤務を経て、1978年にシリコンバレーの小さな電子メーカーであったソレクトロンに出資し、オーナー経営者となる。1995年までソレクトロンのCEOを務め、同社を世界最大の電子機器受託製造サービス(electronics manufacturing service、 EMS)企業へと育て上げた。同社は2007年に、フレクトロニクス社に買収された。 ソレクトロンは、短期間のうちにグローバルな生産拠点網と幅広い製品群を持つ巨大メーカーへと発展し、 EMSという業態を世に知らしめた会社である。しかし、1980年代から1990年代半ばにかけての同社の躍進過程を率いたのが台湾出身の元留学生であることは、あまり知られていない。 シリコンバレーにはアジア出
台湾ではこの夏、あるメディアグループとそのオーナー経営者への怒りの声がうねりとなって広がり、社会運動へと発展した。人々がSNSを通じて連帯し、街頭行動を通じて抗議の意志を表明したのは、中国と深い利害関係を持つ事業家・蔡衍明氏 1 と、同氏の所有支配下にあるメディア集団「旺旺中時グループ(以下、旺中グループと略)」であった。本稿ではこの「反・旺中グループ」運動の経緯と背景をまとめ、メディア業界での寡占化の進展と、強大なパワーを持つ企業家の台頭のなかで揺れる台湾社会の姿を紹介する。 【旺旺グループによるメディア進出の経緯】 中国時報グループは、台湾有数の新聞『中国時報』『工商時報』等を発行する台湾の老舗メディア集団であった。同グループは、2000年代前半に衛星テレビ局の中天電視、地上波テレビ局の中国電視を傘下におさめ、クロスメディアグループへと発展した。しかし、台湾のメディア業界の特徴である事
アジア経済研究所 アジア経済研究所(アジアけいざいけんきゅうじょ、英語: Institute of Developing Economies)は、千葉県千葉市美浜区にある独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)の研究所。通称アジ研。アジアおよび発展途上国に関する社会科学の研究、途上国開発、貧困削減のための政策研究、およびこれらの研究成果の出版を行ってもいる。現在の所長は木村福成。 約150名前後の研究者を擁し、社会科学系の研究機関としては国内最大級とされる。主な研究分野は、アジアやアフリカ、ラテンアメリカ、中東・CISなどの地域研究および、開発研究である。統計資料・データベースの整備も行われ、これを応用した研究や分析も行われている。日本語名称と英語名称が食い違うのは、当初アジアのみを研究対象と想定していたが、後にこれを他の途上国にも拡大したためである。設置法の改正に手間がかかるため、日本語
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