作曲と編曲において、ボイシングとは、楽器法および、和音に含まれるそれぞれの音の垂直的な間隔と並び順を決めることである(どの音を最高音位や中間音位に配分するのか、どの音を重複させるのか、それぞれの音をどのオクターヴに置くのか、それらの音をどの楽器や歌に担当させるのか、転回形を決定する最低音位にはどの音を配分するのか)。 英語一般のvoicingには本稿の意味の他に以下がある。 気鳴楽器の発音や調律のこと(オルガンやリコーダーなど)。 フォニックスなどの言語の発声法のこと。 声帯を発音させること。 本来発音されない記号などを口述する方法(音符のリズムを「タンタタ」などと表現することなど。)。 概要[編集] ボイシングとは、「種々の楽器に音や和音を配分する、あるいは間隔を決める方法」であり、「互いに関連する各音の同時的、垂直的な配置」のことである[1]。 たとえば、次に示す3種類の和音はどれもハ
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