【サンフランシスコ=小谷野太郎】米アップルは12日、高機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」の新型機「5」を発表した。 今月21日から日米欧など9か国・地域で発売する。 アイフォーン5は、前モデルの「4」を発売した2010年6月から約2年3か月ぶりの全面刷新になる。 高精細パネルを採用した画面の大きさを4インチ型と、これまでの3・5インチから一回り大きくした。本体の薄さは前モデル比約18%減の7・6ミリ、重さは同20%減の112グラムと、これまでのアイフォーンで最も薄く、軽くなった。また、次世代高速通信(LTE)に対応し、動画なども取り込みやすくした。米国での販売価格は199ドル(約1万5500円)から。 市場が急拡大するスマートフォンを巡り、アップルは、韓国サムスン電子など米グーグルの基本ソフトを搭載したメーカーと激しく争っている。米国では今年7月ごろから、アップ