2000年代初めから徐々に一般のビジネスシーンにも登場してきた「ビッグデータ」。いまやこの言葉を聞かない日がないほど、世間にも浸透してきたが、ビッグデータが登場した当初と現在では、ビッグデータ解析に期待される役割・付加価値が変化してきている。 ビッグデータが登場した当初は、その量的側面に注目が集まった。すなわち、従来のシステムでは取り扱いが困難な大量のデータを処理すること自体が付加価値であった。しかしその後のICT技術、情報通信技術の進展により、さまざまなデバイス、センサー等から「高解像度(事象を構成する個々の要素に分解し、把握・対応することを可能とするデータ)」、「高頻度(リアルタイムデータ等、取得・生成頻度の時間的な解像度が高いデータ)」、「多様性(各種センサーからのデータ等、非構造なものも含む多種多様なデータ)」という特徴を有する多種多様かつ多量のデータが生成・収集・蓄積されるように
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