米「尖閣、日本に残存主権」=歴史的経緯踏まえ判断−71年6月の沖縄返還協定前 米「尖閣、日本に残存主権」=歴史的経緯踏まえ判断−71年6月の沖縄返還協定前 ホワイトハウスでニクソン米大統領(手前左)に報告を行うキッシンジャー大統領補佐官(同右)=1972年11月、ワシントン(PANA=時事) 【ワシントン時事】1971年6月の沖縄返還協定調印直前、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー大統領補佐官(国家安全保障担当)が尖閣諸島を沖縄の一部とみなし日本の「残存主権」が及ぶことを確認していたことが、2日までに分かった。カリフォルニア州のニクソン大統領図書館がこの時のやりとりを記録した音声資料を保存していた。 「残存主権(潜在主権)」は、外国施政下にある地域に潜在的に有する主権を指す。オバマ政権は現在、日中が争う尖閣問題では「主権問題に関与しない」との立場を取っている。 音声資料によれば、ニ