東日本大震災直後の2011年3月14日11時01分、東京電力福島第1原発3号機で起きた爆発を巡って、「水素爆発に続いて核爆発が起こった」との証言が飛び出した。この発言が日本原子力安全基盤機構(JNES)の元原発検査員によるものであったことから「3号機核爆発説」が再び注目を集めることとなった。 3号機の爆発はなんだったのか─。細野豪志原発事故担当相は2012年1月6日閣議後の会見で、「3月14日11時の3号機の爆発は水素爆発だったというのが、今のところ政府の統一見解だ」と語った。一方で、「核分裂反応そのものは自然核分裂も含めて常に起こっている状況には当時はもうなっていた可能性はある」とも述べた。 大臣発言でも明らかなように、どんな爆発であったのかは現時点ではすべて「推定」。事実の解明は、さらに先であることがあらためて浮き彫りになった。 ■政府、東京電力は「使用済み燃料プールは事故前の状態を維
独立行政法人原子力安全基盤機構(げんしりょくあんぜんきばんきこう、JNES)は、かつて存在した独立行政法人。以前は、原子力規制委員会所管の独立行政法人。独立行政法人原子力安全基盤機構法により規定されていた。 2003年10月1日に設立された。 「原子力施設及び原子炉施設に関する検査等、原子力施設及び原子炉施設の設計に関する安全性の解析及び評価並びに原子力災害の予防、原子力災害の拡大の防止及び原子力災害の復旧に関する業務等を行うことにより、原子力の安全の確保のための基盤の整備を図ることを目的とする。」とされる(原子力安全基盤機構法 第4条)。 2014年3月1日、原子力規制庁と統合し廃止[1]。 原子力施設及び原子炉施設に関する検査その他これに類する業務を行うこと。 原子力施設及び原子炉施設の設計に関する安全性の解析及び評価を行うこと。 原子力災害の予防、原子力災害の拡大の防止及び原子力災害
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