電車内で女性のスカートの中を盗撮したとして、大阪区検は10日、大阪地裁の華井俊樹裁判官(27)を大阪府迷惑防止条例違反罪で略式起訴した。大阪簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出し、同裁判官は納付した。大阪高裁の佐々木茂美長官は同日、「裁判官としての威信を著しく失う非行で、弾劾による罷免の事由に当たる」と最高裁に報告した。裁判官は憲法で身分が保障され、一般の公務員のように行政機関が懲戒処分を
「大阪地裁の裁判官です」。取り押さえられた男は抵抗することなくうなだれた。8月29日朝、大阪府寝屋川市内を走行中の電車内で、30代女性のスカートの中をスマートフォン(スマホ)で撮影したとして、府迷惑防止条例違反容疑で大阪地裁の現職裁判官(27)が逮捕された。裁判官は「今年春頃からやっていた」と供述し、スマホには、女性のスカート内を盗撮したとみられる映像が数人分保存されていた。常習的な疑いも浮上しているが、手口は堂々とかがんで撮影した「バレバレ」なもので、捜査関係者は「何を考えているのか分からない」と首をひねる。素直に「すいません」 「何しとんねん!」 寝屋川市の京阪電鉄寝屋川市-萱島(かやしま)間を走行中の準急電車内。通勤や通学の乗客で混み合う中、男性の鋭い声が飛んだのは、8月29日午前8時半ごろのことだった。 男性のそばでは、イヤホンで音楽を聴く女性の背後から、男がスカート内にスマホを差
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