(2012年12月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 鉄鋼王のラクシュミ・ミタル氏は米国経済に強気〔AFPBB News〕 アルセロール・ミタルの会長兼最高経営責任者(CEO)、ラクシュミ・ミタル氏によると、米国の製造業はエネルギー価格低下の恩恵を受け、世界最大の経済大国を新たな成長段階に押し上げようとしている。 アルセロール・ミタルは売上高で世界最大の鉄鋼メーカーであり、北米に自社最大級の製鉄所をいくつか構えている。 同社を率いるミタル氏は、北米地域にあるシェール(頁岩)ベースの新たな炭化水素鉱床のおかげで、米国経済の展望について2年前より「ずっと楽観的になった」と言う。 「住宅着工件数の状況は改善しており、自動車需要も増加しているようだ。米国経済全般を見ると、良い展望が見えてくる」。ミタル氏は本紙(英フィナンシャル・タイムズ)とのインタビューで、こう語った。 独ティッセン・クルッ