ロシア文字は「時代遅れ」=国語をローマ字化へ−カザフ大統領 ロシア文字は「時代遅れ」=国語をローマ字化へ−カザフ大統領 ロシア語で「リーダーに投票しよう」と訴えるナザルバエフ・カザフスタン大統領の選挙ポスター=2011年4月撮影(AFP=時事) 【モスクワ時事】中央アジアの資源大国カザフスタンのナザルバエフ大統領は14日、年次教書演説で、ソ連時代に導入したカザフ語のキリル文字(ロシア文字)表記をやめ、2025年からローマ字に切り替える方針を示した。インターネットや英語の普及には「国語の近代化が必要」と訴えている。 ローマ字化は過去に言及していたが、目標を定めて号令を掛けた形。将来の「ユーラシア経済同盟」創設を視野にロシアと緊密な関係を続ける一方、自国の近代化には一定の「ロシア離れ」も必要と判断したようだ。 カザフ語は、トルコ語の仲間のチュルク諸語の一つ。歴史的にはアラビア文字、トルコ語