アルタイ諸語(アルタイしょご、英: Altaic languages)は、ユーラシア大陸を横断する形で分布する言語連合である。かねて歴史比較言語学において共通点が指摘されてきた。歴史的にはウラル・アルタイ語仮説に由来し、一般にテュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族からなりたつ。これらの諸言語が共通の祖先(祖語)を持ち、アルタイ語族をなすという仮説がながらく提唱されており、1960年代までは広く受け入れられていた[1]が、21世紀現在、言語学界においてこの主張は議論の対象となっている[注釈 1][注釈 2][注釈 3][注釈 4]。 広義にはこれらに日琉語族、朝鮮語族(まれにアイヌ語族やニブフ語)も加えられ[1]、拡大アルタイ語族(英: Macro-Altaic languages)、また近年はマーティン・ロベーツらの造語で「トランスユーラシア語族(英: Transeurasian la