リビア西部バニワリド(Bani Walid)を制圧し、喜ぶ暫定政府側の民兵(2012年10月24日撮影)。(c)AFP/MAHMUD TURKIA 【10月25日 AFP】リビア暫定政府側の民兵部隊は24日、前年の内戦で殺害された最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の支持派勢力の最後の拠点の1つとされる西部バニワリド(Bani Walid)を制圧した。現地のAFP特派員が伝えた。 バニワリドを制圧した数百の民兵の大半は、この町と昔から対立関係にあるミスラタ(Misrata)市の元反カダフィ派民兵だという。戦闘のきっかけは、ミスラタ出身のオムラン・シャーバン(Omran Shaaban)さん(22)がバニワリドで数週間にわたり拘束され、その時のけがが原因で前週に死亡した事件だった。シャーバンさんは内戦でカダフィ大佐を捕らえた人物とされており、拘束中には銃で撃たれた