ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。 作用機序や薬理作用[編集] 白血球の遊走を阻止したり、ヒスタミン・キニンなどの炎症性ペプチド抑制や線維芽細胞増殖抑制[1]など、数多くの作用によって皮膚の炎症を抑える効果がある。 種類[編集] 剤系には、軟膏、クリーム、ローション、テープ、ゾルなどの剤型があり、アトピー性皮膚炎などの乾燥性疾患では、軟膏を選択する。 量[編集] 英語: FTU; finger tip unit(第2指の先端から第1関節部まで、口径5 mmのチューブから押し出された量で、約 0.5 g)が、成人の手のひら1枚分、対表面積の2