関連トピックス原子力発電所東京電力 貧困問題の実態を伝えることに貢献した報道を表彰する「貧困ジャーナリズム大賞」(反貧困ネットワーク主催)が、東京電力福島第一原発で作業員が線量計を鉛カバーで覆って働かされた「被曝(ひばく)隠し」を特報した本紙取材班に贈られた。 9日の授賞式で、同ネットワーク代表の宇都宮健児・日弁連前会長は「貧困の実態を鋭くえぐり、問題のありかを広く知らしめた」と授賞の理由を説明。取材班の佐藤純記者は「作業員の人権を無視する行為を早くやめさせなければというのが取材班の共通認識です」と話した。本紙「孤族の国第4部 女たち」を担当した高橋美佐子記者ら2人にも貧困ジャーナリズム賞が贈られた。