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monetary-policyとtoyo-keizaiに関するnabinnoのブックマーク (4)

  • 日銀が最悪の結末の中で死守したもの

    日銀金融政策決定会合(21~22日)後、日銀はインフレターゲット2%の導入を発表した。しかも、「できるだけ早期に」実現することを目指す。 最悪の結末の中で「守ったもの」とは これは表面上、日銀は完全に政治に屈したことになる。白川方明日銀総裁は屈することはなんとも思っていないはずだが、適切でない目標を早期に実現することを目指さなければならないわけだから、これはある意味、最悪の結末だろう。 一方、最悪の結末の中で、できる限りの抵抗を試みた。抵抗とは、政治主導に対する抵抗ではなく、身を守ると言う意味での抵抗だ。ここは、白川氏の体裁に一切こだわらないところが功を奏した。 日銀がこの目標を達成しないときの罰則がない、などとくだらない指摘をしている評論家的な人もいるが、そんなところを抵抗したのではない。怒られないように、首にならないように、などといった下世話なことを考えるのは、これらの評論家の器が小さ

    日銀が最悪の結末の中で死守したもの
  • 白川総裁は安倍政権の圧力をかわせるのか

    哀れである。 ここまで、政治に蹂躙されるとは。しかも、今や、こうやって哀れんでくれるのも、私ぐらいになってしまった。 日銀よ。今、何を思うのか。 今日21日と明日22日は、日銀金融政策決定会合である。そこで、白川方明総裁は、政治からの圧力をどう報告するのか。お通夜のような雰囲気なのか。娘を売った後の父親のような気持ちなのか。白川総裁および日銀の理事などの日銀プロパーのスタッフたちがどういう気持ちでいるのか。 それを考えることによって、明日、発表される政策および、共同文書といわれるものの内容、さらには、発表の記者会見での政治家たちと白川総裁の立ち居振る舞い、そして、彼らのギャップ、さらには、それに対する投資家たちの反応。これらを予測してみよう。 白川総裁は辞任しない 「白川総裁は、なぜ辞任しないのか」。 外資系金融関係者の勉強会でこう聞かれたことがある。 彼は、辞任しないし、これからも辞任し

    白川総裁は安倍政権の圧力をかわせるのか
  • 安倍総裁、日銀操縦法を伝授します

    安倍政権が誕生する。 安倍氏がこれまで主張してきた経済政策は、アベノミクスと揶揄されているが、新政権が新しい経済政策を打ち出そうとするのは当然であるから、我々としては、それをよりよいものにするために提言をする義務がある。 ここでは、アベノミクスがスタートから躓くことのないよう、持続可能な政策として落とし込む提案をしたい。 安倍総裁は期待をコントロールできるか アベノミクスに関する一番の懸念材料は、花火を打ち上げておいて失速することだ。失速とは、実体経済でなく、期待値のほうである。期待値で株価も為替も動いているから、当初3カ月内での期待の失速は禁物だ。 まず、株価と為替の上昇だが、これは、これまでの日株の出遅れ、過度の円高の調整という面が強い。安倍氏の発言は絶好のきっかけにはなったが、モーメンタムとなったのは、まず、世界的なリスクオフからオンへの流れでの、世界的な株高やユーロの回復が背景に

    安倍総裁、日銀操縦法を伝授します
  • ハイパーインフレは本当にやってくるのか

    リフレには反対、だがリフレ=ハイパーインフレではない 政治家には、安倍晋三自民党総裁の国債日銀直接引き受け(これ自体は撤回したが)をはじめとする、日銀への圧力政策、インフレを意図的に起こすリフレ政策が人気がある。 これは明らかに邪道で、採るべきではないのだが、それに反対するまともな人々の批判は「そんなことをするとハイパーインフレが起きる」、ということだ。だが、実はこちらも間違っている。ハイパーインフレは来ないのだ。リフレには反対だが、ハイパーインフレも来ない、ということを行動ファイナンス的に、投資家行動の予測の視点から議論してみたい。 リフレ政策を採ると、まず資産インフレが起きる。現金から不動産や株式などの実物資産に資産が移され、その中で、現金に相対的に近い国債も売られ、値下がりする。 そもそも、リフレの手段は、多くの場合、国債の大量発行であるから、この前に国債は既に値下がりしているはずだ

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