確認された世界最大級のオオスリバチサンゴ。クロホシイシモチの群れが舞う=3月、長崎県・五島列島の多々良島沖合水深約8メートルで(高砂淳二さん撮影、提供) 長崎県・五島列島で、直径約16メートルの世界最大級のオオスリバチサンゴが国立環境研究所などの調査で確認された。成長には1000年を要したとみられ、サンゴ内部から骨格を採取し正確な年代測定を試みる。周辺は西海国立公園に属しており、専門家は、保護の観点から天然記念物指定の必要性を指摘している。(蒲敏哉) 確認されたのは五島列島中央海域にある多々良島北沿岸から約30メートル沖合の水深約16メートル。日本サンゴ礁学会長の山野博哉国立環境研究所生物多様性領域長らが、サンゴ周辺の水中写真などをもとに3D画像を作成し、正確な大きさを測定した。
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