「長崎くんち」始まる NHKニュース長崎伝統の秋祭り「長崎くんち」が７日から始まり、長崎市の諏訪神社では、「龍踊（じゃおどり）」などの華やかなだし物が奉納されました。 長崎くんちは３７８年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 ７日午前７時から、ことしの当番となった５つの踊町が長崎市の諏訪神社で順番にだし物を奉納しました。このうち、江戸時代にオランダ貿易で栄えた江戸町は、「オランダ船」を奉納し重さが３トンもある船を引き回して、大海原での航海を表現しました。また、中国人の居住地が近くにあった籠町は「龍踊」を奉納し、ドラや爆竹が鳴り響くなか、長さ２０メートルの龍が玉を追いかける様子を生き生きと演じました。 集まった大勢の観客は、次々と披露される演技に大きな歓声や拍手を送り、だし物が終わると、アンコールを求める「もってこーい」という掛け声を盛んにかけていました。 長崎くんちは９日まで行われ、市内の各地でだし物が披
