福島県と山形県にまたがる吾妻山について、気象庁は、先月も火山活動がやや活発な状態が続いていて、今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き、火口の周辺では噴石などに警戒するよう呼びかけています。 先月14日には、地下のマグマやガスなどの動きを示すと考えられる火山性微動が、およそ9分近くにわたって続き、一時的に火口側が下がる地殻変動が観測されたということです。 大穴火口から1キロほど離れた場所に設置された傾斜計では、去年4月ごろから緩やかに火口側が上がる変化が観測されていて、ことし1月26日からはその傾向が強まっているということです。 気象庁は、吾妻山では火山活動がやや活発な状態が続いていて、今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き「火口周辺警報」を発表し、大穴火口からおおむね500メートルの範囲では、小規模な噴火に伴って噴石が飛ぶおそれがあるとして警戒するよう呼