大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、加害者とされる同級生とは無関係の人をインターネット上で名指しで中傷したとして、滋賀県警が東京都と兵庫県の男2人を特定し、名誉毀損(きそん)容疑で2人の自宅をそれぞれ家宅捜索していたことがわかった。県警は容疑が固まり次第、2人を書類送検する方針。 県警によると、中傷を受けたのは滋賀県草津市の60代の元警察官の男性と、大津市の宮司の女性(65)。男性は同級生の祖父としてネット上に名前を掲載された。女性は、別の同級生の親族として名前をさらされ、「濃硫酸をぶっかける」などと書かれた手紙やはがきを自宅に送りつけられた。 2人から被害届を受けた県警が捜査。9月下旬に発信元の男2人の自宅をそれぞれ捜索し、パソコンなどを押収した。 関連リンク生徒22人から聞き取り調査へ 大津いじめ問題(9/24)