[東京 25日 ロイター] 安倍晋三総裁に近い自民党筋は25日、ロイターに対し、2012年度補正予算の規模について10兆円という数字はまだ確約されておらず、公共事業は5兆円くらいが精一杯だと語った。 同筋は、「10兆円を探すのは大変だ。10兆円を無理にやろうと思えば、変な公共事業が入ってくる」と指摘。公共事業は5兆円くらいが精一杯だと述べた。ただ、需給ギャップを考えると、10兆円程度はやるべきだとし、エコカー減税など公共事業以外の対策を探す考えを示した。 日銀法改正については、自民党総裁としてのプレッシャーだったが、(安倍氏が)首相になったら本当にやるかというのは別だと指摘、日銀法改正は必要ないとの認識を示した。金融政策については「日銀はかなり譲歩している。2%のインフレ目標を共有するところまでいくと思う」と語った。