SSVC(Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization)を活用した脆弱性管理 セキュリティ上の脆弱性は日々新たに発見、報告、公開されており、年々そのペースは増加しています。企業は自社のIT環境、工場・設備などのOT環境、自社製品のセキュリティ対策に取り組むにあたり、こうした脆弱性情報を収集し、影響評価を行ったうえで適切な対処を行うことが必要です。 このような脆弱性情報の取り扱いについてはCVE(Common Vulnerability Enumeration)が広く利用されており、脆弱性ごとに一意なIDが割り当てられています。また、米国国立標準技術研究所(NIST)が管理・運営するNational Vulnerability Database(NVD)では、CVE-IDごとにCVSS(Common Vulnerability Scori