リアルタイム処理/制御が求められる時、LinuxなどのOSには、どうしても超えられない壁があります。 汎用OSの宿命ではありますが、様々な機能が盛り込まれたOSは、様々な処理を並行して行わなければならないため、アプリケーションがリアルタイム処理を行いたくても、どうしても遅延が発生してしまいます。 それを緩和する手段の一つは、以前紹介しました。 割り込みドライバからシグナル(ソフト割り込み)経由でアプリケーションに渡す方法です。 でもこれは、あくまでもLinux上で実現しているので、最大遅延を1ms程度に抑えるのが限界です。 割り込みが増えるともっと延びてしまうでしょう。 さて、そこで。 今回は、Linuxを使っていながら(RTOSを超えるほどの)真のリアルタイム制御を実現する方法をご紹介。 「PRU」(Programmable Real-time Unit)を使います。 見逃せない、PRU
