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real-tokyoに関するnabinnoのブックマーク (46)

  • REALTOKYO | Column | Out of Tokyo | 259:中原浩大×村上隆×ヤノベケンジの議論

    2月16日(日)に開催されたシンポジウム「ジャパン・コンテンツとしてのコンテンポラリー・アート──ジャパニーズ・ネオ・ポップ・リヴィジテッド」が、Twitterなどで酷評されている。確かに「まじ空気悪く」(NM氏のツイート)、当初の企画意図からすれば大失敗だろうが、ある面ではなかなか示唆に富むものだった。話者は中原浩大、村上隆、ヤノベケンジの3人。モデレーターの楠見清氏は、22年前に3人が参加した『アノーマリー』展(キュレーションは椹木野衣氏)を前に、当時在籍していた『美術手帖』(BT)で3作家による座談会を企画した編集者である。BT当該号(1992年3月号)の特集は「ポップ/ネオ・ポップ」というもので、タイトルに示されているように、楠見氏はこのシンポジウムでネオ・ポップ復権の可能性を探ろうとしたのだと思う。 ところが、「日の状況には絶望した。アート作品は欧米の現代美術の専門家に対して作

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  • REALTOKYO | イベント情報 | ワレサ 連帯の男

    (C)2013 AKSON STUDIO SP. Z O.O., CANAL+CYFRONY SP. Z O.O., NAPODOWE CENTRUM KULTURY, TELEKOMUNIKACJA POLSKA S.A., TELEWIZJA POLSKA S.A. ALL RIGHTS RESERVED その口火となったポーランドの独立自主管理労組「連帯」の闘いを、初代委員長ワレサと彼の家族の日々をとおして描く歴史大作。 1980年代初頭、グダンスクのレーニン造船所で電気工として働くレフ・ワレサの家に、イタリアから著名な女性ジャーナリスト、オリアナ・ファラチが取材に訪れたところから映画は始まる。 ワレサは彼女に、1970年12月に起こった料暴動の悲劇から語りだす。物価高騰の中で労働者の抗議行動を政府が武力鎮圧した事件だ。 この時、ワレサは両者に冷静になることを叫び、検挙された際、公

  • REALTOKYO | Column | Interview | 084:石井裕也さん(『舟を編む』監督)&松田龍平さん(『舟を編む』主演)

    今年30歳のふたりが共に挑んだ大いなる航海 原作は三浦しをんのベストセラー小説。辞書『大渡海』の編纂に携わり、15年かけて成し遂げたマジメひとすじの編集部員・馬締光也(まじめ・みつや)を松田龍平さんが演じている。馬締が言葉の大海原へ漕ぎ出す、その航海の舵取り役は石井裕也監督。かつてない大規模な作品に挑んだ石井監督は、「松田さんとふたりで一緒に闘った」と語る。辞書づくりの悲喜こもごもは映画づくりにも似ているかもしれない。共に1983年生まれ、今年30歳。作品のこと、節目を迎えた人生のこと、これからのこと……、大いに語っていただいた。 石井監督の作品が好きで、短編を含めてほとんどすべて観ています。いつか大きな作品を撮るんだろうなと期待していましたが、こんなに早く実現するとは。オファーがあったとき、どう思われましたか。 石井:確かに緊張しましたし、プレッシャーもありました。でも、松田さんが主演と

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  • REALTOKYO | Column | RealCities | 042:from Tokyo - 『EACH TIME 30th Anniversary Edition』

    昨年12月30日に急逝した大瀧詠一は、あらゆるものを広く深く探究した人物であり、知の巨魁とでも呼びたい存在であった。宮沢賢治や南方熊楠と並ぶ守備範囲と深度といえばわかりやすいだろうか。中でも彼が音楽というジャンルでどれだけの高みに到達していたかを体感できるのが、彼自身が作曲・プロデュースした作品である。 松田聖子「風立ちぬ」、森進一「冬のリヴィエラ」、小林旭「熱き心に」など威風堂々たるスタンダード・ナンバーとなっている曲もいろいろあるが、彼自身「歌手」としての役割も演じてその技巧の凄さを見せつけてくれるのが「大“滝”詠一」名義のソロ作品である。 自分の作品が現役のポップスとして何年後まで耐えられるものか、そもそも何をもってそれを証明し得るのか。彼が考案したのは20年後、30年後にリリースしていくという方法だった。世間の反応やチャートまで、天下に知られる状態で公開検証するわけだから、大恥をか

  • REALTOKYO | Column | Out of Tokyo | 260:東北画・東北学は可能か?

    京都の拙宅の近く、東山ドライブウェイの頂上に将軍塚という塚がある。「将軍」とは徳川家康でも足利義満でも源頼朝でもない。塚が造られたのは平安建都の際のことで、桓武天皇が土で出来た将軍の像を埋めて新都を鎮護させたのだという。ここまで書けば、歴女・歴男でなくとも誰のことかはわかるだろう。征夷大将軍・坂上田村麻呂である。 田村麻呂が陸奥(みちのく)に派遣され、「まつろわぬ民」蝦夷(えみし)を征討したのは延暦20年、つまり西暦801年のことだった。以来、陸奥は「中央」から見た「地方」と位置付けられ、征討される以前の歴史は、中央の「正史」によって斥けられてしまう。幕末に「東北」という呼び方が生まれ、明治期に定着するが、これはもちろん都から見ての呼び名である。同じように中央から見ての方角名で呼ばれる地域に「南西諸島」があり、東北との(負の)共通点が少なからずあるが、ここでは南西については論じない。 田村

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  • REALTOKYO | Column | Interview | 108:ジャ・ジャンクーさん(『罪の手ざわり』監督・脚本)

    キン・フー映画『侠女(A Touch of Zen)』へオマージュを捧げる「A Touch of Sin」という原題が付けられた『罪の手ざわり』が公開される。来日したジャ・ジャンクー監督に最新作について話を聞いた。オムニバスを構成する4つのエピソードは、それぞれ中国版ツイッターのウェイボーで話題になった事件にヒントを得た“暴力”の話。数多の事件からなぜこの4つが選ばれたのだろうか。美しい色彩、雄大なロケーション、京劇やダンスとの融合、度肝を抜かれるジャ・ジャンクー流の武侠映画が現代の病みを映し出す。新メディアが普及し変化する中国社会、さらに映画の未来についても刺激的な言葉を語ってくれた。 冒頭のトマトのシーンは鮮烈な印象を残しました。エピソードをお聞かせ下さい。 4つの構成で成り立つこの映画の始まりを何にしようかと考えて、最終的に自分の個人的な記憶に根ざしたものにしようと思いました。あのシ