ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州の州都シットウェ(Sittwe)郊外の国内避難民キャンプで遊ぶロヒンギャ(Rohingya)人の子どもたち(2012年10月30日撮影)。(c)AFP/Soe Than WIN 【10月31日 AFP】ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州で、仏教徒のラカイン(Rakhine)人とイスラム教徒のロヒンギャ(Rohingya)人の衝突が再燃している問題で、支援にあたる国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は30日、周辺の避難民キャンプはすでに大幅に定員を超えており、食糧や水などの支援物資が不足しているほか、医療体制にも不備が生じていると明らかにした。 今月21日に再び激化した衝突では、放火によって数十人が死亡。今月に入って双方の暴力が原因で自宅から避難した住民は少なくとも2万8000人に上り、UNHCRによれば「破壊と避難が拡大」している状況だ。